東京都台東区|浅草 鷲神社

浅草 鷲神社
2015年3月6日、東京都台東区千束三丁目に鎮座される神社、浅草「鷲神社(おおとりじんじゃ)」に参詣しました。日本武尊の白鳥伝説由来の鷲神社、大鳥神社、大鷲神社など「おおとり」を社名とする神社は、その名の通り「酉の市」で有名なところが多く、ここ浅草の「鷲神社」も特に酉の市で有名です。酉の市は来る年の開運、授福、殖産、除災、商売繁昌をお祈りするお祭です。

浅草 鷲神社
浅草 鷲神社

社伝によりますと、天照大御神がお隠れになった天之岩戸を、天手力男命(あまのたじからおのみこと)がちょうどお開きになった時、ある神様がもっていた楽器(弦)の先に鷲がとまったので、神様方は世を明るくする瑞象を現した鳥だとお喜びになり、それ以後、この神様は鷲の一字を入れて鷲大明神、天日鷲命と称される様になった、とのことです。この鳥というのはやはりワシでしょうか。

浅草 鷲神社
浅草 鷲神社

表札にも「酉の市起源発祥ノ神社」とうたわれているように、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東夷征討の際、社に立ち寄られ戦勝を祈願し、志を遂げての帰途、社前の松に武具の「熊手」をかけて勝ち戦を祝い、お礼参りをされ、その日が11月酉の日であったので、この日を鷲神社例祭日と定めたのが酉の祭「酉の市」の起源だそうです。ちょうど「とり」にちなんだことが重なったから「おおとり神社=とりの市」なんですね。言葉(言霊)の力は大きいものだと再認識します。

浅草 鷲神社
本殿に進みます。すると何やら不思議なものが見えて来ます。

浅草 鷲神社
かなり大きなおかめの顔。「なでおかめ」というそうです。おかめとは先述した天之岩戸伝説での、舞を披露する天宇津女命(あめのうずめのみこと)のことです。この「なでおかめ」は顔の各場所により違うご利益を授かると伝えられており、鷲神社は商売繁昌の神様なので「金運」にあたる鼻の部分が多くの方に撫でられているようです。ちなみに、おでこをなでれば賢くなり、目をなでれば先見の明が効き、鼻をなでれば金運がつく。向かって右の頬をなでれば恋愛成就、左の頬をなでれば健康に、口をなでれば災いを防ぎ、顎(あご)から時計回りになでれば物事が丸く収まる らしいです。私は顔全部を撫でてきました。。。

浅草 鷲神社
浅草 鷲神社
浅草 鷲神社
浅草 鷲神社

この神社には、酉の市にちなんだ文学作品の記念碑が見られます。宝井其角(たからいきかく)の句「春を待つ ことのはじめや 酉の市」、正岡子規の句「雑閙や熊手押あふ酉の市 子規」、樋口一葉の「たけくらべ」などで描かれているそうで、今も昔も変わらぬ酉の市の風景が目に浮かんできそうですね。

浅草 鷲神社
浅草 鷲神社

拝殿の裏手から、東京スカイツリーの上部がひょっこり見えます。帰りには御朱印をいただきました。「鷲」という字が格好いいですね。


浅草 鷲神社

隣にはこちらも酉の市発祥と言われる「長國寺」があります。この時期はとてもひっそりとしていました。